【屋上緑化の計画と流れ】どんな屋上緑化をしたいのか

ここまで、屋上緑化の目的や建物の構造仕様、近隣の方への配慮などを挙げて、
屋上緑化の流れや注意点をみてきました。

では、それらを踏まえて、あなたが行ないたい屋上緑化の方法(施工パターン)について、
みていきたいと思います。

屋上緑化の方法の分け方は、いくつかありますが、
ここでは下記の3つのパターンに分けての説明をしていきたいと思います。

  • 平面緑化
  • 立体緑化
  • ビオトープ

もう一つ、屋上緑化の分け方として、緑化の形態別に分ける分類もありますが、
そちらは、「屋上緑化の緑化形態別の分類」をご覧ください。

平面緑化

面積・床耐過重
希望と予算と・・
面積・床耐過重とのバランスが大切です。

平面緑化と言っても、その中でも色々なタイプに分けることができます。
主に緑化に使う植物の種類により、分かれてきます。

平面緑化の基本的な共通点としては・・

管理の手間が比較的簡単であること
比較的軽いため建物の積載荷重に耐えられやすいこと
勾配屋根や高層建築物の屋上でも施工ができること
施工のコストも高くないこと

などが挙げられます。


施工のタイプとして主なものは下記のとおり。

1、薄層芝緑化
屋上の荷重制限以内に収まる、薄くて軽い芝生。
自動散水と年1回のお手入れだけでも「それなり」の景観は維持可能。
頻繁に手を入れれば、地上と同水準の芝生を育てることができます。

2、イワダレソウ緑化
薄層芝緑化で芝生の代わりにイワダレソウを植えたもの。
運動場としては使えないが、春から秋まで花を楽しむことが可能です。

3、セダム緑化
ヨーロッパでは主流の工法。
夏期に高温多湿の日本では、良好な状態に保つには、高い技術ときめ細かな管理が不可欠です。

4、コケ緑化
土壌は不要であり最も軽量。垂直面の施工も可能ですが、環境が悪いと劣化するリスクがあります。

5、ミズゴケ緑化
希少動植物の生育に適しますが、かなり重くなります。また、酷暑地には適しません。
灌水設備の施工も大切になる工法です。

6、常緑キリンソウ緑化
キリンソウは日本在来の植物で、日本各地の山地や海岸の乾いた岩の上などに自生する植物です。
キリンソウは、中国の古書に出てくる想像上の動物、麒麟(きりん)に由来すると言われている縁起のいい植物で、 乾燥や暑さに対する抵抗力は極めて強く、また耐多湿性や耐寒性も極めて強い植物です。

7、雑草緑化
各地域に自生している生育環境にあった雑草での屋上緑化をする工法。
地域の特性に合った植物選びが重要になります。

緑化形態別の分類で分けると、これらの平面緑化は、芝生型、草原型、セダム型に該当します。


立体緑化

立体緑化は、平面緑化に使う草本類に加えて、灌木や喬木といった木本類の大小のバランスよく
考えて配置した緑化方法です。
お好みにより、一部をハーブ園とか、イングリッシュガーデンなどにしたり・・・
ウッドデッキでテラスやベンチなど、屋上庭園のような施工もよく見られます。

立体緑化の基本的な共通点としては・・

樹木や草など管理の手間がかかること
建物の積載荷重の制限に制約を受けやすいいこと
排水経路や灌水設備などの水周りに気を遣うこと
建物の改修工事なども必要になる場合があること
施工のコストもやや高くなること

などが挙げられます。


立体緑化は、平面緑化のような決まったタイプの分け方はありません。
いわば造園のような面もありますから、施工する方のセンスやこだわりで
さまざまなタイプの緑化のパターンがあるといえるでしょう。

木本類は、施工した時の基準ではなく、成長していく先を見越したデザインや大きさなどを
イメージして用いなくてはいけません。

緑化形態別の分類で分けると・・・
これらの立体緑化は、庭園型、菜園型、ガーデニング型、コンテナ型に該当します。


ビオトープ

ビオトープは、立体緑化に加えて、小川や池、エコトーンなどの水辺の環境や
多様なニッチを備えた生き物を誘致・保全できる生態系に配慮した緑化方法です。
いわば、究極の屋上緑化で、屋上の小世界のようなイメージを受けます。

ビオトープの基本的な共通点としては・・

樹木や草、池など管理の手間がかかること
建物の積載荷重の制限に制約を受けやすいいこと
排水経路や給水設備などの水周りに特に気を遣うこと
建物の改修工事なども必要になる場合が多いこと
施工のコストもかなり高くなること

などが挙げられます。


ビオトープも、立体緑化のような決まったタイプの分け方はありません。
このタイプは、依頼される方がかなりこだわった施工を希望されてきますので、
施工する方のセンスやこだわりでさまざまなタイプの緑化のパターンがあるといえるでしょう。

ビオトープも、木本類は施工した時の基準ではなく、成長していく先を見越したデザインや大きさなどを
イメージして用いなくてはいけません。

緑化形態別の分類で分けると、これらのビオトープは、ビオトープ型に該当します。


※上記の3つのタイプの特徴などをまとめてみましたので、参考にしてください。

種類

項目  
平面緑化
立体緑化
ビオトープ
特徴
・管理の手間が比較的簡単
・積載荷重に耐えられやすい
・勾配屋根でも施工ができる
・高層建築物の屋上でも施工可
・施工のコストも高くないこと
・管理に手間がかかる
・積載荷重制限の制約受けやすい
・排水・灌水の水周りに気を遣う
・建物の改修工事なども必要になる
・施工のコストもやや高くなる
・管理に手間がかかる
・積載荷重制限の制約受けやすい
・排水・灌水の水周りに気を遣う
・建物の改修工事なども必要になる
・施工のコストもかなり高くなる
機能
効果
・ヒートアイランド緩和
 効果=△
・ヒートアイランド抑制
 効果=◎
・CO2の削減
・人の心理的癒し効果
 効果=○
・憩いの場の創出
 効果=○
・生物多様性の保全
 効果=○
・ヒートアイランド抑制
 効果=◎
・CO2の削減
・人の心理的癒し効果
 効果=◎
・憩いの場の創出
 効果=◎
・生物多様性の保全
 効果=◎
適用
箇所
・既存建物
・傾斜屋根
・高層建物
・集合住宅
・事務所ビル
・公共施設
・商業施設
・集合住宅
・事務所ビル
コスト
・施工費用=中
・メンテナンス費用=小
・施工費用=中
・メンテナンス費用=中
・施工費用=大
・メンテナンス費用=大
設計
荷重
40〜100kgf/m2ほど
200kgf/m2ほど
400〜500kgf/m2ほど
イメージ
平面緑化
立体緑化
ビオトープ

屋上緑化はすばらしいですし、「あなたのしたい屋上緑化」が一番大切です。
建物そのものの条件や建物周辺の住環境なども考慮に入れながらも
あなた自身が満足のできる屋上緑化を行なっていきましょう。


上記のタイプ別のポイントをしっかり抑えて、「あなたの屋上緑化」を計画していきましょう。

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