【屋上緑化施工で大切なポイント】排水・漏水


屋上緑化と排水

保水と排水
屋上緑化で大切な
「排水」と「漏水」の課題・・

屋上に降った余分な雨水を滞留させず速やかに排水させて根腐れを防ぐため、土壌の下の部分に排水層を設けます。
一般の屋上でも排水は、建物への漏水を防ぐのにも大切な要素ですが、屋上緑化の場合は、自然地盤のような土壌下からの水分補給がありませんから、雨水もある程度貯留して、余分な雨水を排出するものが望ましいことになります。

排水は、通常面として排水するが、筋状に暗渠管を通す方法もある。しかし、建物上では排水
勾配が1%から1.5%と小さいことが多く、浸透水の横方向の流がスムーズにいかなくなる。
暗渠管の間隔が広いと、管に行くまでの間に滞水してしまうこともある。
これら屋上勾配を考えると排水層は全体を面で受ける方法のほうが無難だといえる。

そして、面による排水をする方法では、骨材を敷き並べる方法と板状のパネルなどを用いる方法 がある。

骨材排水層

黒曜石パーライト
施工性に優れた黒曜石パーライト

屋上緑化で最も一般的に利用されている排水方法。

骨材は、骨材間のすき間が大きく、透水性や通気性に優れ、半永久的に目詰まりしないものが望ま しい。そして、『建物の積載荷重制限』を考慮すると、なるべく軽いものが望ましい。

値段が安いことで砕石や火山砂利など使用されることも多いが、これらは礫層の間に土壌が流れ込んだ場合に目詰まりを起こしやすいので、黒曜石パーライト(黒曜石を1000℃から1100℃で焼成発砲させたもの)などを用いるとよい黒曜石パーライトは、骨材の表面積が大きいために目詰まりが起こりにくく、土中に酸素を送る効果や保水効果もあり、排水層には望ましい骨材です。

主な排水層の資材は下記の通りです。

排水資材の種類
特徴
 黒曜岩系パーライト
非常に軽量で通気性に優れている。
一般的な屋上緑化によく使用されるが、踏まれると潰れるので注意が必要。
 真珠岩系パーライト
軽量で通気性と保水性に優れている。
特殊な軽量土壌工法(アクアソイル工法とか)の屋上緑化によく使用される。
 発泡樹脂
リサイクル資材で、非常に軽量なのだが通気性はそのものにはない。
粉砕し袋詰めしたものなどを使用。
 廃ガラス発泡材
リサイクル資材で、比重が0.45と軽量で通気性に優れている。
潰れないので排水材のほか、嵩上げの材料としても使われる。
 火山砂利
軽量で通気性に優れている。人工地盤などの土壌厚ある場所で使用される。

板状パネル排水層

保水と排水
屋上緑化で人気の
いろいろな保水・排水パネル・・

プラスチック・塩化ビニール・ポリエチレン・発泡スチロールなどを変形してつくった排水層。
色んなタイプのものがあって、特徴もさまざまですが、共通して薄型、軽量で面全体で排水するものが多い。

貯水するためにくぼみがあったり、保水材を中に入れて水の供給を助けるしくみのものなどもあります。
排水層の厚みを十分にとれないケースや土壌が薄く、保水を補う必要があるときには有効。


屋上緑化と漏水

屋上緑化での漏水のクレームの7割は設計の段階で回避することができます。
一般的に屋上では、雨水を滞留させずに屋外に排出することが基本になります。
それは屋上緑化でも同じで、植物に必要な雨水以外の水は速やかに排出させなければなりません。

ただ、屋上緑化の場合は、土壌の飛散や流失、落ち葉などの排出を邪魔する要因がさまざまあるた
めに設計段階では・・

1、速やかな排水経路計画
2、緑化部の納まりの検討
3、緑化に適した防水層の検討
4、耐根層の選択

が、重要な課題になってきます。

また、施工の段階では防水層保護対策をメンテナンス管理では排水ドレンの目詰まり防止と植替え時
の防水層保護が大切になります。


漏水防止と雨水排水でのポイント

1、屋上スラブの水勾配を1/100以上できれば1/80以上とり、雨水の排水をさせる。
2、屋上から屋外へ排出するルーフドレンはメンテナンス通路を確保し、いつでもメンテナンスが行なえ
  るように設計しておく。
3、安全確保のため複数のルーフドレンを設置させる。
4、オーバーフロー管を設置して危険負担を分散させる配慮も行なう。
5、植込み内のルーフドレン設置は、点検が可能で容易にできるような配慮をしておく。
6、大きな壁面に接した屋上は、大量に雨水が流れ込むことがあるので、壁面に配慮した排水計画を立てる。
7、パラペットなどに土壌が接するケースでは、防水層の張り仕舞いから150o以上下げる。
8、余剰水排出のため土壌層下部全面に排水性、保水性、通気性を持たせた板状保水排水パネルを設置する。




屋上緑化はすばらしいですし、「あなたのしたい屋上緑化」が一番大切ですが、
建物の構造条件に合った排水計画を十分に考慮に入れた屋上緑化を考えていかなければ、
あなた自身が後々後悔する屋上緑化になってしまいます。


上記のポイントをしっかり抑えて、「あなたの屋上緑化」を計画していきましょう。

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