【屋上緑化の計画と流れ】環境に合った植樹

屋上緑化に使用する植物は、カタログから建材を選ぶようには簡単には決められません。
それぞれの植物には命があり、健全に生育させるためには、その生育環境と屋上物件との
生育環境がマッチしたものでなければなりません。

「これキレイだから・・」なんて簡単に考えて植樹したら、半年後には枯れていた。
・・なんて結果にならないように、植える前に適性判断しておくことは重要です。

でも、何を基準に判断するのだろうか?
という疑問が出てくるのも間違いないでしょう。

ここでは、植物の選定時に大切になってくる7つの適性についてまとめてみました。

  • 生育特性
  • 環境特性
  • 鑑賞性
  • 合目的性
  • 管理性
  • 社会性
  • 材料調達性

環境に合った植樹を判断する7つの適性

面積・床耐過重
植物の生育環境と・・
各植物の特性とのバランスが大切です。

1、生育特性

その植物がどのような生育上の特性を持っているのか?の判断は大切です。
それが、樹木なのか、草花なのか。
また、常緑なのか、落葉なのか。その寿命はどのくらいなのか。
それに、どのくらいの大きさになるのか、その成長のスピードは・・。
開花期は、その形態は・・・。
それらを総合的にみるのが生育特性です。


2、環境適性

自然環境や現場の環境に対する適性だけではなく、人が行なうことに対する
耐性も判断事項です。

A、環境耐性

@耐寒・耐暑性
植物の自然分布を決めるのが、暑さや寒さに適応する耐寒・耐暑の適性。
最近の温暖化や都市のヒートアイランド現象など、適性のある植物を育成
していくのが厳しい環境になってきている面もありますね。

A耐乾性
屋上やベランダでの緑化の際には、とりわけ大切な適性要素です。
風が強く、直射日光が厳しい条件ですし、土壌中の水分補給が難しい環境
ですから、乾燥に強い植物を選定して、灌水などの手間を簡単にしたり、
耐乾性の弱い植物を植えた場合は、灌水や防風などの設備にお金をかけたり、
管理頻度をこまめにするなどの工夫が必要です。

B耐風性
屋上やベランダは、風が強い環境にありますから、これも大切。
特に樹木では、風による幹折れ、枝折れ、倒木などをしやすいかどうかの適性
判断も大切です。

C耐陰性
樹木を日当たりに強い陽樹と弱い陰樹に分けることがある。
陰樹の中には、日当たり地では生育できない種があるので注意が必要。
反対に陽樹は、日陰地では生育が悪くなる。
屋上物件で、日当たりの悪い環境もありますから、注意しましょう。

D耐潮性
海からの潮風は、植物の生育に影響を与えています。
海岸から近い屋上での緑化は、潮風にも強い耐潮性ある植物の植樹をしていき
ましょう。

E耐公害性
植物に影響を与える大気汚染物質として、硫黄酸化物、窒素酸化物、粉塵などが
あります。最近では、西日本など、中国大陸からの飛来も観測されています。
基本的に防ぎようのないものですが、防護植樹として、耐公害性の樹木を用いる
のも一つです。

F耐病虫害性
植物は元気に生育しているときには、病虫害が少ないけれど、環境の変化などで
生育が劣ってくると病虫害の発生も多くなる。人間と同じ原理ですよね。
病虫害の発生度合いは、その植物種によって違いますから、病虫害の発生の少ない
植物種を選択しましょう。

B、人為作用耐性

@移植耐性
樹木の種類によって、移植時の活着が容易なものと難しいものがあります。
地植えの植物を掘り取って植樹する場合には、特に注意が必要です。
移植の難しい樹木は、移植の時期や取り扱いに細心の心配りをしましょう。

A剪定耐性
剪定作業で、強い剪定を行なうと、幹や枝から芽が生えず、形が回復しづらい樹木が
あります。また、逆に草花では開花後、茎を切り詰めると再度、花を咲かせるもの
もあります。


3、鑑賞性

植物の形や花色、葉色、実色などの色や特徴のテクスチャーを考慮し、あなたのしたい
緑化に合わせた植物を選定することです。


4、合目的性

屋上やベランダでのプライバシーの確保や隠ぺい、防風、緑陰、微気象の調整、区画、
収穫、誘鳥、休息、運動での活用などの目的に合わせた植物種の選択を行いましょう。


5、社会性

植物には、それが存在する効果、見る効果、触れる効果がある。

@存在する効果
植物には、今言われているヒートアイランド現象などの都市気候の改善や大気の浄化、
ゲリラ豪雨などの雨水の流出遅延効果、自然環境の回復などの効果があります。
これらの効果は、土壌の基盤を含む緑が多いほど効果が高い。
が、コンクリートだけの屋上を緑で被覆するだけでも効果はあり、セダムや芝生などでも
社会的に大きな意味がある。

A見る効果
植物には、周辺環境との調和することや街並みの景観の形成に効果があるだけでなく、
目に優しい緑の癒しの効果もあります。
周辺環境との調和を図りながら、外部から見える部分が異質にならないように注意しましょう。

B触れる効果
季節の時期になると、多くの方が緑や草花を見るために行楽地に出かけるように、植物の持つ
心の癒し効果はよく知られています。
それと同じように植え替えや剪定、収穫などで植物に触れて、作業などをすることも心身の機能
回復にも効果があります。
また、栽培や収穫、誘鳥に昆虫などを通した環境教育にも効果がある。


6、管理性
植物のメンテナンス管理には、灌水に剪定、施肥、病虫害駆除、除草、植え替えなどがある。
それらは、植物種によって管理の頻度も難易度も異なってきます。


7、材料調達性
生きものである植物は、移植できる時期とか店に出回る時期などがそれぞれの種で異なりますし、
その大きさも種子、球根、苗、開花株などの状態も本当にさまざま違います。
それらの種、大きさ、状態で価格にも違いがありますので、注意が必要です。


屋上緑化はすばらしいですし、「あなたのしたい屋上緑化」が一番大切です。
しかし、環境に合った植物を選ばないとせっかくの屋上緑化が施工時だけのもの
になってくる可能性もあります。あくまで長期で楽しむのが目的ですから熟慮しましょうね。


上記のポイントをしっかり抑えて、「あなたの屋上緑化」を計画していきましょう。

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