【屋上緑化の計画と流れ】緑化形態別の屋上緑化

どんな屋上緑化をしたいのかで大まかな施工パターンでの屋上緑化の分類をしましたが、
ここでは、緑化形態別での屋上緑化の分類パターンを見ていきましょう。

緑化形態別の屋上緑化の方法は・・・
下記の8つのパターンに分かれてきますので、個別ごとに説明をしていきたいと思います。

  • 芝生型
  • 草原型
  • セダム型
  • 庭園型
  • 菜園型
  • ガーデニング型
  • コンテナ型
  • ビオトープ型

芝生型


固まらない土壌が・・

芝生型は、人が乗り利用できる数少ない植物形態で、地上、屋上を問わず最も多く使用されています。

注意点として、芝生上での運動で締め固まりの起こらない土壌を選ぶことが大切になる。
当然、頻繁に踏圧する場合は、耐摩擦性の強く回復力の強い芝生を選びましょう。

綺麗な芝生を維持管理するには、当然のメンテナンスとして刈り込みや除草が必要になってきます。芝生は品種の違いにより、管理の手間、用具、手法が異なります。

芝生の品種ごとの特性などは、芝と地被植物のページに詳細を掲載していますので、確認ください。


草原型


放置型にしたいなら・・

基本、芝やコケなどじゃないが、放置した形で育成できるもの・・
というと草原型の緑化形態が望ましい。

単なる暑さ対策だけで、景観が気にならない屋上緑化をするのなら、
草原型の手の掛からないものの方が合ってるように思える。

この場合、無降雨日がよほど連続しない限り灌水等を行なわなくとも良いような基盤、植物種の選定をしないといけません。
乾燥に強い植物で、繁茂して継続的に維持される必要があるので、最終的に繁茂してほし
い植物種を造成時に植栽しておくことが大切です。

また、緑地造成後の土壌表面の露出や土壌飛散を防ぐためにも、芝の貼芝をするとか、播種の
場合は専用シートで覆うなどの工夫も必要。


セダム型


薄型層緑化の代表格セダム・・

セダム類は、多肉質の葉に水分を蓄えるため極めて乾燥に強い植物であり、他の植物が乾燥により枯死してしまう薄い土壌厚でも生育できる特徴がある。

セダムの種類は多いですが、屋上緑化に使用されている種は僅かです。
これは、システムとして供給されるのが提供メーカーの姿勢なので、
それに合わせてのセダム種の選択になってくるからです。

芝生とは違い、踏みつけに弱く、芝生のように上に乗ることはできません。
また、単一のセダム種だと天候や病害虫の関係でダメージが大きくなることもあるので注意が必要。

通常5月から6月に最大被覆率になり、夏季を過ぎると被覆率は落ちてくる。
冬季は大体30%程度の被覆率になるものが多い。

施工法もマット工法、ボード工法、ユニット工法など、さまざまなシステムでの方法があります。


庭園型


景観が心を癒す・・

形態別緑化の中でも、もっとも自由度が高く、デザインで大きく景観などが変わりますので、自分の好みを反映しやすい形態です。

建物周囲の景観が優れていれば借景を考えて外周部に背丈の高いものを植栽しないとか、逆に景観のよくない場合は、プライバシー確保のため背丈の高いものを植栽しましょう。

芝生高中木低木の樹木、ハーブや四季折々の草花、あるいは果樹・・・
いろいろな配置でバリュエーションを楽しみましょう。

枝葉の広がった樹木の下にイス、テーブル、ベンチでくつろぎタイム・・・
家族でガーデンバーベキューや子どもの砂場・・・
ちょっと贅沢に露天風呂を・・・
などなどアイデアだけは(笑)広がってきますね。

ポイントは、屋上の環境に合わせて、出来る限り同じような性質(耐性、管理水準など)のもの
を植栽することにより、維持管理の手間を少なくすることです。


菜園型


育てる楽しみが・・

屋上はある程度の広さがあって、太陽光や雨水もよく当る空間ですから、
家庭菜園の場としてはとても優れています。

特に屋上緑化を検討される需要の高い都会エリアでは、普段から自然に親しむ機会も少ないですから、子どもの教育上でも野菜果樹ハーブなどの栽培は、とても有意義なことだと思われます。

自分の育てた作物を自分の口に入れるということは、自然循環を学ぶことや自然への感謝の念を持つこと、あるいは日常の心の癒しにもなってきます。

夏作や冬作など季節の移り変わりを肌で感じられるのも大きな魅力です。
屋上緑化の制約の中で許すことができるなら、是非チャレンジしたいのが屋上菜園ですね。


ガーデニング型


管理する楽しみが・・

日頃から花が好きで、自分の好みの花を自分の庭で咲かせて管理したい・・・という方なら、ガーデニング型での屋上緑化がいいでしょう。

単に緑化すればいい・・という屋上緑化が目当ての方とは、大きく思いや情熱が違うでしょうから、毎日屋上に出て草花たちと触れ合うことの充実感を味わえるに違いありません。

そういう方が多いですから、ガーデニングのデザインや植栽する草花にもこだわっています。知識の豊富な方も多いですが、植栽に当っては下記の植物を選択するのがいいと思います。

◆長期間咲き続ける
◆枝や花が垂れ下がる
◆こんもりと繁りボリュームが出る
◆個々の花は小さくても一面に花を付ける


コンテナ型


特性を活かした使い方で・・

コンテナ型緑化の特徴は、可搬性と仮説性で応用範囲が広くて、
本格的な緑化からとりあえずの簡易的な緑化まで幅広く対応ができるということです。

通常は、緑化してしまうと容易にレイアウトを変えたりできませんが、新たに新種の草花を追加したり、季節の移りに合わせて取り込む種を交替したりといろいろな楽しみ方ができるのもコンテナ型の魅力でもあります。

ただ大型のコンテナになりますと容易な移動も難しいです。
人力での移動が可能なコンテナは、予めフックや下部に人力フォークリフトの爪が入る工夫をしておきましょう。

植栽する植物は、特に決められたものもなく、植栽可能なものなら自分の好みや周りとの景観
を考えて植えられるといいでしょう。


ビオトープ型


小さな生態系がここに・・

ビオトープとは、周辺地域から明確に区分できる性質を持った生息環境の地理的最小単位で、この中で生息する生物群集によって、小さな生態系が構成されている。

屋上にこのビオトープを作成する場合、『どのような生物が生育可能か、生育させたいのか・・』に基づいて計画しないといけない。

生物の餌となる花や実をつける植物を植栽することにより、生育環境を整えていくようにしていくことがビオトープ作成には望ましいことだ。

水面は必ず有る必要はないが、水面は本当に多様な生物の生育を可能にするので、必然性
のない生物を無理に生息させることは避けないといけない。

ビオトープは管理が要らない・・・と言う方もいますが、雑草や背丈の高い植物が繁殖したり、
水辺での藻の発生など他の形態の緑化と比べてもかなり頻繁な維持管理が必要だと考えて
おいた方がいいですね。




屋上緑化はすばらしいですし、「あなたのしたい屋上緑化」が一番大切です。
建物そのものの条件や建物周辺の住環境なども考慮に入れながらも
あなた自身が満足のできる屋上緑化を行なっていきましょう。


上記のタイプ別のポイントをしっかり抑えて、「あなたの屋上緑化」を計画していきましょう。

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