【屋上緑化施工で大切なポイント】建物

既存建物において屋上緑化を考えている場合と新築での屋上緑化を考えてる場合・・
どちらにも共通の『建物』についてみてみましょう。

既存建物の場合、建物を建てた当時は、屋上を緑化しようとは考えていなかったはずです。
一方、新築での屋上緑化の場合は、きちんとした計画を立てて設計・施工していくことでしょう。

以下、屋上緑化の『建物でのポイント』をまとめておきました。

屋上緑化と建物

屋上緑化の計画と流れの「既存建物での留意点」のところでも指摘しましたが、
『屋上の許容積載荷重』は、屋上緑化を施工する上では大きなポイントです。

室の種類
床の構造計算時
大粱、柱または
基礎の構造計算時
地震力計算時
 @住居の居室など
180kgf/m2
130kgf/m2
60kgf/m2
 A事務所
280kgf/m2
180kgf/m2
80kgf/m2
 B教室
230kgf/m2
210kgf/m2
110kgf/m2
 C百貨店・店舗売場
290kgf/m2
240kgf/m2
130kgf/m2
 D屋上広場・バルコニー  @の数値による。ただし学校と百貨店の用途に供するものはCによる

屋上に長期に載せられる全体積載可能な荷重は、地震力荷重に屋上の面積をかけたものになります。
例えば、50uの住宅の屋上では60×50=3,000kgが全体積載可能な重量で、
この3,000kg以下にする必要があります。

この基準により、一般の既存建物では、立体緑化などで植栽の自由度を保ちながら全面緑化を行なう
ことはなかなか困難なので、全体の3分の1ほどにして部分緑化で、概ね積載荷重180kgf/m2程度
までの植栽域を施工できるようにしたりしている。

中木、高木で土壌を厚めにする屋上緑化は、既存建物では『屋上の許容積載荷重』の関係でなかなか
全面緑化することは難しい。
自然土壌(黒土)で10cmの厚さでも170kg/m2前後の重さになることを考えるとその荷重制限内
での緑化が難しいのが理解できるかと思います。

これらの事情もあり、屋上緑化の資材などもかなり改善され、軽量化されたり、土壌の薄層化で施工で
きる可能性の工法も多くなってきました。

詳細は、「タイプ別緑化」に掲載していますので、確認してください。



さて、既存の建物での緑化の難しさについて述べましたが、建物を建てる段階から屋上を緑化しようと
計画していた場合は、上記の課題は簡単にクリアーできます。

新築建物の設計の段階から、許容積載荷重を多めに設定した建物設計をし、施工すればいいわけです
から、ここの部分で頭を悩ます必要がありません。


屋上緑化による建設費の増加はどれくらいなのか?

一般的な屋上の許容積載荷重と、通常の屋上緑化、かなり余裕のある屋上緑化で下記のように
設定してみましょう。

荷重条件
荷重
スラブ
架構
地震
 @一般屋上
180kgf/m2
130kgf/m2
60kgf/m2
 A通常の屋上緑化
300kgf/m2
300kgf/m2
300kgf/m2
 B余裕のある屋上緑化
1,000kgf/m2
1,000kgf/m2
1,000kgf/m2


鉄筋コンクリート構造(RC造)
屋上緑化の荷重制限に強い・・
鉄筋コンクリート構造(RC造)。

ここで、気になるのが建設費がどの程度のコストアップになるのか・・ですよね。
建物は、鉄筋コンクリート構造(RC造)や鉄骨構造(S造)、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)などの構造がありますが、それぞれの構造でコストアップの度合いも変わ
ってきます。
基本的に、コンクリート工事費や鉄筋工事費の建設費増加が予想されます。

建物構造から考えて、鉄骨構造(S造)のような建物自体が比較的軽く、スパンの大きい構造では、変更することが設計の大きな修正を求める要因となってきます。
そのため屋上緑化のための荷重増加に合わせて、基礎工事や躯体工事に予算の追加が多くでてくるようになります。

一方、鉄筋コンクリート構造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)などのように、コンクリート
で躯体がつくられる構造では建物自体が重く、屋上緑化による荷重増加は、建物全体の重量と比較
すればその増加割合は小さくなるといえます。

また建物高さの影響でみてみると、建物全体の重量に対する屋上緑化による荷重増加率は、高層
建物ほど小さくなると考えられます。

これらを考えてみると・・
屋上緑化による建設費の増加率がもっとも多いのは、低層の鉄骨構造(S造)で、もっとも少ないのは
高層の鉄筋コンクリート構造(RC造)といえるでしょう。

で、実際にどの程度の建設費増加になるのか・・
というと総工事費の1%前後といえるでしょう。これは目安ですので、個々の屋上緑化の施工
内容で変わってきますので、参考にしてみてください。



屋上緑化はすばらしいですし、「あなたのしたい屋上緑化」が一番大切ですが、
建物の構造条件などを十二分に考慮に入れた屋上緑化計画を立てていかなければ、
あなた自身が後々後悔する屋上緑化になってしまいます。


上記のポイントをしっかり抑えて、「あなたの屋上緑化」を計画していきましょう。

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